高機能自閉症・アスペルガー症候群セミナー2018

高機能自閉症・アスペルガー症候群セミナー2018

高機能自閉症やアスペルガー症候群について、
基本的な考え方からさまざまな場面での具体的な支援までを学べるセミナーです。
今年は、自閉症スペクトラムのある人が大人になっていくまでに何を大事にしていけば
一貫性のある支援ができるのか、そして子どもから大人までの生活を取り巻くさまざまな困りや問題に、
どのように付き合い、 どのように取り組んでいくかを一緒に考え学べるプログラムとなっています。
学校の先生、保護者、関係機関の方、学生さんなど、関心のある方ならどなたでも参加していただけます。
ぜひ奮ってご参加ください。

基調講演

講演 「自閉スペクトラム症のある人の就労と自立を考える~ライフステージを繋ぐ支援とは~」
吉川徹
(児童精神科医、愛知県心身障害者コロニー中央病院、あいち発達障害者支援センター副センター長)

自閉スペクトラム症のある人の支援について考えるとき、ライフステージを通した支援が必要だといわれます。では「ライフステージを通した支援」とはいったいなんでしょうか。子どもから大人までの生活の繋がりの中で、何を大事にしていけば一貫性のある支援ができるのでしょうか。この講演では、大人になったときのよりよい暮らしを思い描きながら、そんなことを考えていきたいと思います。

第1分科会

「目からウロコ ! ・・自閉症の世界を疑似体験してみませんか」
講師 : 廣幡顕一 (京北やまぐにの郷施設長)
ゲストスピーカー : 保護者 (ONLY ONE の会)

自閉症スペクトラムの方が日常的に感じている伝えづらさや生きづらさを疑似体験を通してごく一部でも感じていただき、皆さんと一緒に自閉症の理解を深めていきたいと思います。
なお、本分科会は例年の内容とほぼ同じです。過去に受講された方は他の分科会をお選び下さい。

第2分科会

「発達障害とゲーム・ネット・スマホ~デジタル機器とのつきあい方を考える~」
講師:吉川徹
司会:田中一史(京都市児童福祉センター)

自閉スペクトラム症や注意欠如・多動症などを持つ子どもの成長過程においては、電子ゲームやインターネットなどとのつきあい方が問題になることがよくあります。一方で彼らが大人になった後の暮らしを考えると、デジタル機器と上手に付き合っていくスキルは、ますます重要なものになっていくでしょう。この分科会ではデジタル機器との上手なつきあい方を身に付けるための取り組みについて、考えていきたいと思います。

第3分科会

「読み書きのつまずきの理解-特性に合わせた支援に向けて-」
講師:奥村智人大阪医科大学LDセンター技術職員(オプトメトリスト)
司会:東敦子(NPO法人そら発達支援ルームこねっく)

読み書きのつまずきに対する教材や合理的配慮の方法が数多く紹介されるようになりました。しかし、読み書きの苦手さには様々な要因があり、特性に合わせた支援を行う必要があります。つまり、読み書きの認知的なプロセスとその発達をしっかり理解し、それぞれの子どものつまずいている要因を把握した上で、オーダーメイドの支援を行うことが求められます。本講義では読み書きのプロセスやつまずきの要因について解説します。

第4分科会

「ワークショップ:親子の良好な関係をつくる~「境界」の視点からの再構築~」
講師:長谷川俊雄(白梅学園大学子ども学部・教授、社会福祉士、精神保健福祉士)
司会:村松陽子(京都市児童福祉センター)

生きづらさや困難を手にすると家族関係に緊張や対立が生まれがちです。さらに家族関係の問題が加わり、いっそう生きづらさや困難が大きくなることがよくあります。まず最初にコントロールフリーの親子の関係性をどうつくるのかが大切になります。子どもを変えようとするのではなく、子どもとの関係や環境をかえてみるために必要となる「境界」についてワーク(演習)をとおして考えていきます。※参加型の分科会になります。